やはり、北海道総合通信局管内では固定局への申請は電波防護指針関係の書類が一番大変ですね。もう何十年ぶり位に定規とシャープペンで住居の見取り図の図面を書きましたw 平面・側面と二つ必要です。平面図には半径50m以内の範囲がわかるもの必要みたいですのでGoogleマップキャプチャした物も添付しておきました。電波防護指針の基準値内確認の為に作成した計算書も添付してあります(これは200W迄の申請には要求されていません) 広い大きな土地を持つ人には余り関係ない事ですが、八木アンテナの利得では防護指針の基準値がギリギリの方が多いかと思います。申請に必要な八木アンテナの放射垂直パターンのデータ(俯角減衰量)もアンテナメーカーから頂いた物も添付してあります。防護指針でお悩みの方は迷わずメーカーにお願いしてデータを入手しましょう。俯角減衰量を計算に入れれば大抵のケースで楽々基準値をクリアできると思います。
申請において電波防護指針を満足させるために行った事は
1.28MHz帯が基準値をオーバーしていましたのでワイヤーアンテナの低い方の地上高を1.8mかさ上げしました。大げさな事はしていませんよ。ワイヤーをつり上げているだけで荷重もかかりませんので1.82mのポールを継ぎ足しただけですw
2.144Mhz帯が基準値ギリギリでしたので余裕を持たせる為にシングル八木をスタック化してビームパターンを鋭くしました。当然のことながら俯角減衰量もかなり大きくなり基準値を楽々クリア。
後は一月位待てば200Wの免許が下りると思います。人により色々な考え方がありますが、通常必要最低限のパワーで運用を心がけている私としては200Wのフルパワーを使う場面は少ないと思います。ですが、珍しい国が聞こえてきた時には力を発揮してくれるとも思っています。
コメント