FT8の回り込み(コモンモード)対策

FT8

FT8送信時にそのままロックし送信状態が解除されなくなる・無線機とパソコンとの接続が切れる・FT8ソフトが固まるなどのトラブルを良く聞きますが、私の所でももれなく発生しましたw 特に私の環境ではHF送信時に使っているループアンテナの給電部から2メートル位の所にシャックが存在しているので回り込みが激しくHFローバンドでは1W以上で送信できずにいました。それでもたった1Wでも結構全国とQSOが成立してしまうFT8の凄さも同時に知りました。

コモンモードの簡単な対策として俗に言うフェライトパッチンコアが有名ですね。但し、コアの特性上ローバンドでの効果はコア一つあたり0.5~1dB減衰程度。動作が安定するまでどんどん付けていくという作業。とにかく数の勝負ですねw トロイダルコアの方が対策としては確実かも知れませんが巻く回数が増えるとコードの長さがある程度必要になります。USBが安定して接続可能な長さは2m程度までその兼ね合いでどちらを使うか考える必要はあります。

私の所では下記の対策を施したところ問題なく全バンドで10W出力でも問題なく使えるようになりました。私の所はシャックがアンテナの放射点から近く電界強度が高い為、結構苦労した気がします。

対策した場所は

1.PCと無線機に90cmのW字銅棒を地中に埋めたアースに接続 パッチンコアが手元に無かったのでまずはこれを試しましたが、少し安定度は増しましたが、やはり無線機がTXの状態でロックが発生(..;)

2.USBケーブルに写真のように大量付けて更にPCにつながっている配線全て、更にPC内部のマザーボードにつながるUSBケーブルにパッチンコアをとあらゆる対策を行ったところ完全に安定状態でFT8を運用できるようになりました。とまあ大量にパッチンコアを使うのでAmazonで色々な大きさのパッチンコアが50個セットになっていたのを購入して正解でした。参考のためにリンクを張っています。品切れしているみたいなのでこちらも有ります

10W超える出力の方は更にUSBアイソレータなどを使ったUSBの絶縁対策が必要になってくる場合もあるそうです。

無線機とPCの接続がUSB以外の方はusb外付けオーディオ 変換アダプタが有効だったという話を良く聞きますのでお悩みの方はPC内蔵のオーディオを使わずにこちらを試してみると良いかもしれません。

誤動作でお悩みの方は諦めないでカット&トライの精神でいろいろと試してみて下さいね。

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