FT8導入について

FT8

私の使っているICOM IC-705はFT8用のプリセットが入っているので比較的簡単です。USBケーブルと純正ドライバーソフト・JTDXなどのFT8用の通信ソフトを導入するだけでFT8を始めることが出来ます。実際の運用には以下のソフトを活用することによって電子QSLカードの発行まで半自動で行うことが出来てしまいます。もちろんFT8を行う上では総務省に届け出が必要です。今は比較的新しい技適機種なら電波形式は既に登録されていると思いますので工事設計書の15番備考欄に「デジタルモード運用に付属装置(パソコン)を接続」と書き添えるだけで良くなりました。

※令和5年9月25日より特定附属装置を接続されるものは一部簡素化されました。詳しくは総務省のこちらのHPをご確認下さい

実際に運用する上で必要なソフトは下の画像のような物です

JTDX(こちらの方が圧倒的にデコード率が高く、交信成功率が高いのでこちらを強くお勧めします) 私個人的にはWSJT-Xは相手の信号弱い場合デコードできずに交信不成立になる確率が高く、デコード出来ずにリトライを繰り返したりと交信相手にも迷惑かかかる気がして使う気になれません。参考までに私の経験上現状のバージョンではWSJT-Xデコード若干強くなりましたが信号レベル-15dB以下に成るとデコードが難しく成るようで失敗が多くなります。反面JTDXは-23dB位まで何事も無かったように平気でデコードができてしまいます。もはや人の耳では聞こえない-25dB位まで普通にデコード出来てしまいます。この違いは大きすぎます。

WSJT-Xの方は頻繁にバージョンアップしていて安心感はあるかも知れませんが根本的なデコード性能が-16dB位でも厳しいしデコード出来ずにリトライを繰り返す。使っている方には悪いのですが私には敢えてこれを選択する理由が理解できません。それでも随分と改善されたみたいですがFT8なのにこの辺りの性能は??と思うことが多いです。

実際に運用してみるとわかりますが、相手局がデコード(受信)出来ずにリトライを繰り返す状況下でもこちらがデコード(受信)できなかったことは殆ど有りません。殆どの状況下で一発でデコード(受信)出来ます。

JTAlert for JTDX 自動でFT8に必要なソフトを立ち上げ交信状況を視覚化し更に音声アラートも使えます。

JT_Linker 交信結果をTurbo HAMLOG、eQSL、TQSL(LoTW )に自動で書き込む事が出来る超便利ソフト

アマチュア無線定番の交信記録ソフトであるTurbo HAMLOG

合わせてTurbo HAMLOG登録局だけが使えるHQSL(電子QSL)HAMLOG E-Mail QSL HAMLOG登録局に成るためにはJARLの会員である必要があります。これは大変素晴らしいソフトを無料で使わせて使わせて頂いているのにもかかわらず作者に対して非常識な行為を行う人が後を絶たなかったことの対策として厳格に本人確認等を行うためにこういった制限が設けられました。致し方が無い事だと思います。決してこれに対して文句を言うべきではありません。

それぞれの使い方はググってみてください(..;) 気が向けば詳しく書くかも知れません、、、

初めてFT8を始めようという方は先ずは、電子QSLの導入を強くすお勧め致します。FT8をやっている局長さんは殆どが電子QSLを主体として行っており従来の紙のQSLカードを使っている人は殆ど居ません。従って電子QSLを使っていないと交信証明が取れないと思ってください。新しい事を始めようとするなら従来の方法を切り替えていかないといけません。

最低限eQSLTQSL(LoTW )は登録する事を強くお勧めします(リンクはオリジナルではなく詳しい登録の仕方が書いてあるHPにしてあります)この二つを無しにしてFT8の運用はありえないと思ってください。JARLビューロー経由のQSLカード交換は殆ど通用しません。厳しいことを言いますがこれが現実です。FT8を始めようと思った方はまずこの二つに登録する事を最初に行いましょう。全てはそれがスタートです。

この二つの登録には免許状の写しとパスポートもしくは運転免許証などの個人証明書が必要になります

コメント

タイトルとURLをコピーしました